宮崎牛の種牛を守れ!日本のブランド牛を支える宮崎の種牛

2010年の口蹄疫により、多大な被害を受けた宮崎県では、対策として多くの種牛も殺処分されました。その中には、ブランド牛である宮崎牛を生み出した貴重な種牛も。日本の畜産業と種牛の関係についてまとめました。

素牛生産の盛んな宮崎県

牛肉の肉質を決定付ける要素は、肥育環境、飼料など様々ありますが、遺伝的な特質によるものが肉の品質を大きく左右します。宮崎の牛は、良質な肉質を持つ系統の遺伝子遺伝子を持っており、肉質の良い品質に定評があります。

そのため、昔から宮崎県では、素牛と呼ばれる、食肉用として肥育する前、もしくは繁殖牛として育成する前の子牛の生産が盛んです。

特に黒毛和牛の素牛生産は、全国的にも有名で、黒毛和牛種の銘柄牛のほとんどは、宮崎県産の子牛を素牛として肥育することで、生産されています。

ブランド牛として有名な近江牛や松阪牛なども、素牛として宮崎県産の子牛を使用しています。

日本産牛肉の品質向上に貢献したエース種牛

ではなぜ、宮崎県産の牛は良質な肉質を持つ系統の遺伝子を持っているのでしょうか?その答えは、宮崎県が有する「エース種牛」の存在。

宮崎県では、昔から培われてきた高度な育成ノウハウにより、より高品質な種牛の選抜がなされてきました。その選抜の中で生まれたのが、肉質、体格などの遺伝的性質が特に良く、なおかつ繁殖能力のエース種牛とよばれる種牛です。

遺伝的形質の良さから、宮崎のエース種牛を親とする子牛は、様々な場所で肥育されるようになり、日本産牛肉の品質向上に貢献しました。

現在では、食肉用の牛のほぼ全てにエース種牛の血が入っていると言われています。このような宮崎の種牛が、日本の畜産業界を支えていると言っても過言ではありません。

口蹄疫で危機に晒されたエース種牛

宮崎県には、貴重な種牛が実に55頭も存在していましたが、2010年の口蹄疫により、ほとんどが殺処分の対象となってしまい、スーパー種牛は現在5頭しか存在していません。

スーパー種牛の激減により、日本全国の牛肉の品質の低下が危ぶまれています。特に世界的に有名なブランド牛の品質低下は、日本の畜産業会の危機とも言われ、今なお問題解決が急がれています。

口蹄疫後も品質を維持し続けている宮崎牛

口蹄疫により、大きなダメージを負った宮崎県ですが、口蹄疫後もブランド牛である宮崎牛を生産数、高品質を維持したまま、生産が行われています。宮崎牛とは、厳しい基準をクリアした、高品質な肉質を持つ牛のみが名乗ることのできるブランドです。

宮崎県には、厳しい基準をクリアできる高品質な肉質を持った牛を生産する、確かな畜産ノウハウを持った畜産農家が500戸以上存在します。これらの畜産農家が口蹄疫に負けずに高品質な牛を生産し続けたことで、宮崎牛の品質は守られているのです。

口蹄疫を乗り越え日本一になった宮崎牛

口蹄疫にも負けず、高品質を守りぬいた宮崎牛は、口蹄疫を経てさらにブランド力が高まりました。そして口蹄疫から2年後の2012年には、宮崎牛は二度目の日本一のブランド牛と認められるようになりました。

宮崎に根付き、親しまれているミヤチクでは、高品質な宮崎牛を販売いたしております。家庭用、贈答用にピッタリなギフトセットも取り扱っておりますので、宮崎県の誇る宮崎牛の味を、身近な方と味わってみてはいかがでしょうか。

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